<one> curated Notes Vol.01

<one> curated Notes Vol.01

はじめまして、こんにちは。

かんたんな自己紹介を

洋服を売ったり買ったりする商いをしばらく続けています。

『商い』の語源の通り
長くやっていても飽きることがなく、

私にとって天職とも言える商売です。

 

長く続けていくことでいろいろと見えてくることや感じることが増えてきます。

ワークやミリタリーなど当時の時代を表した洋服が、過酷な環境を耐え抜いた「物理的な生存競争」の勝者であるならば、デザイナーズのアーカイブは、消費の激しいファッション業界において、ブランド、デザイナーの「挑戦と思想」が生き延びた結果ではないか?

現在何気なくお店に並んでいるものでも2つの価値観は大きく異なる

そして<one> curatedが抽出するのは、ただの「型落ちの中古服」だけではない。

 

 

当時どれほど商業的に失敗したものであろうと、現代のファッションの礎となり、確かな文脈を残した服

 

その物語の特異点とも呼べるその一着を見つけ出し、私たちがそこに光、もしくは面白さを見出すこと。

 

独自のフィルターを通し、淘汰を生き延びた服たち。

そこに刻まれた色褪せやダメージ、縫製の癖や素材の変化は、決して欠陥ではない。 それは、厳しい生存競争をサバイブしてきたことを証明する痕跡であり、その個体だけが宿す、かけがえのない価値である。


室町時代に見出された唐物の器の白く、左右対称の完璧な均整美、華やかさ。
 その価値観に対し、千利休は黒や茶色の器、釉薬のムラや歪みといった「作為を持たない偶然の痕跡」にこそ完璧を超える美が宿るという、わび・さびという価値観を生み出した。

当時の常識では「不良品」や「日用品」でしかなかった雑器に独自のフィルターを被せ、新たな美の基準を打ち立てた利休の茶の湯。

私たちがこのWebサイトを通じて目指すのも、まさにその「価値観の抽出と評価」なのです。

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